AMAT(全日本病院医療支援班)参加訓練を行いました
平成30年2月18日(日)茨城県つくば市筑波記念病院にてAMAT(*1)参加訓練が行われ、東京曳舟病院などAMAT関連病院10施設の隊が集結しました。
当院からもAMAT隊3名(相原医師、丸山看護師、田辺放射線技師)が訓練に参加しました。
つくば市に震度6弱の地震が起こった想定での災害時医療であり、AMAT隊に求められる医療施設の被害状況などの情報収集、また病院間の患者搬送を中心とした訓練でした。
訓練に参加した茨城県の医療施設57病院よりEMIS(*2)の入力を行っていただき、またAMAT隊はGoogleのスプレッドシートを用いてEMISの入力が不能な施設に出向き情報収集し代行入力を行い、また模擬傷病者の病院間搬送を行いました。災害のため通行不可の道や搬送途中で患者さんの容態が悪化し、車内で処置対応するなど実践さながらの訓練でした。
多くの施設が参加した大規模な訓練でしたが怪我人も無く無事に終了することが出来ました。
当院の隊はまだ実践経験もなく未熟でありますが、今回のような訓練を重ね来たる災害時派遣には他の隊にも引きをとらぬよう備えていきます。
改めてAMAT隊のあり方を学べ、災害時の過酷さを知れ、本当に良い経験となりました。
(*1)AMATとは
All Japan Hospital Medical Assistance Team の略称であり、「災害の(急性期~)亜急性期において、災害医療活動の研修を受け、災害時要援護者にも配慮した医療救護活動を行なえる医療チーム」として、「防ぎえる災害関連死」を無くすことを主目的として活動する、全日本病院医療支援班のことを指します。
(*2)EMISとは
EMIS(Emergency Medical Information System)とは、災害発生時に、被災した都道府県を超えて医療機関の稼働状況など災害医療にかかわる情報を共有し、被災地域で迅速かつ適切に医療救護に関する情報を集約・提供していくためのシステムです。