院長挨拶
江東区には1996年(平成8年)に旧昭和大学附属豊洲病院内科に助教授として2005年(平成17年)まで在職していました。この後、昭和大学の医歯薬保健医療学部4学部の学部を超えた学部連携教育に携わってきました。2023年縁があって、あそか病院に赴任し、懐かしい江東区に戻ってきました。
あそか病院は複合型(ケアミックス)病院として活動しています。急性期一般病床の他に、回復期リハビリテーション病棟(回復期とは、急性期を脱し身体機能の回復を図る時期のことで、身体機能障害や手術を受けられたようなご病気の方がその後の日常生活活動の向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能を持つ病棟)、地域包括ケア病棟(在宅療養の方が急性疾患で入院が必要になった場合や、急性期治療を経過し、病状が安定してきたが、自立能力が低下した患者さんに対して、在宅復帰に向けた支援や準備を目的とした病棟)、療養型病棟(急性期治療を受ける時期は脱したが、重介護者で引き続き医療的ケアを必要とする方のための病棟)が一つの病院の中に備わっており、病状の変化に応じて利用提供が行えるようにしています。更に2025年2月より緩和ケア病棟を増設しての運用となります。
また、あそか会結成50年の昭和54年から医療と老人福祉連携構想に基づき拠点整備を行い、あそか会による老人福祉施設、老人ホームを運営しており、利用者様の健康管理も行っています。
建院にあたっての「病める人の母となり友となって、施療とともに精神的な安らぎを与えること」を理念とし、職員皆が「慈悲の心」を信念として、地域の患者様の環境や生活を適切化して、住み慣れた地域で暮らして頂ける病院を目指します。
職員活動においては、相互乗り入れ多職種連携協働を基本とした活動ができる人材資本育成を目指したいと思っています。あそか病院が成長するには多くのご支援ご鞭撻を頂きたくお願いする次第です。
2024年(令和6年)12月
社会福祉法人あそか会あそか病院
院長 田中 一正
病院長プロフィール
田中 一正(タナカ カズマサ)
1979年 昭和大学医学部卒業
1989年 昭和大学藤が丘病院内科(呼吸器)専任講師
1996年 (旧)昭和大学附属豊洲病院内科 助教授
2005年 昭和大学保健医療学部臨床医学内科 教授
2006年 昭和大学富士吉田教育部 教授
2018年 昭和大学 特任教授
2022年 昭和大学 名誉教授
2023年 あそか会あそか病院 院長 就任
日本医師会 認定産業医
日本内科学会 認定医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本アレルギー学会 専門認定医
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会功労会員