全日本病院学会にてリハビリの発表を行いました
第59回全日本病院学会
テーマ:大変革に挑め!今こそ生きるをデザインせよ
開催場所:石川県金沢市
研究題材:身体前屈運動の際に生じる骨盤前傾運動と腰椎屈曲運動の関係
筆頭研究者:リハビリテーション科 理学療法士 中村拓海
共同研究者:リハビリテーション科 理学療法士 鈴木貞興、長谷川新
現代の病の一つとして悩まされている腰痛は加齢とともに老化し、発生しやすくなってしまいます。9割近い腰痛者は原因不明といわれている中で、腰痛に困っている方々に何か我々ができることはないかと考え、腰部に着目し研究を行いました。
今回の研究により、骨盤運動と腰椎運動に相補関係がみられることがわかりました。人によって様々ではありますが、ハムストリングスの柔軟性が改善すると腰椎へのストレスが減少し、腰痛軽減の効果が期待されます。腰痛軽減のための手がかりとして骨盤運動と腰椎運動は着目すべき点の一つかと思います。今回は骨盤・腰椎の運動しか行わなかったので、脊柱の運動を含めた運動についてさらなる研鑽を行おうと考えております。
今回の学会では今後の地域医療・医療制度について、医療業界のテクノロジーの進歩についての発表を多く聞きました。リハビリテーション部門でもロボットスーツの導入など様々なテクノロジーが取り入れられています。今後さらに医療業界が発達していくことが予想されます。当院リハビリテーション科もよりよいリハビリテーションを患者様へ提供できるよう研鑽を行っていきます。
リハビリテーション科 中村拓海