新型コロナウィルス感染症への積極的な取り組みをした病院として東京都から表彰されました。
東京都より新型コロナウィルス感染症への積極的な取り組みをした病院として、社会福祉法人 あそか会 あそか病院に『感謝状』が贈呈されました。
東京都職員から白石感染対策委員長へ感謝状を贈呈
東京都職員(左)白石感染対策委員長(右)
3年間の新型コロナウィルスとの闘いと感謝状の贈呈について
2020年5月に北砂ホームでのクラスターが起こり、古城理事長号令のもとあそか病院の本格的なコロナ対応が始まりました。当初は何も準備のないまま、防護服や防護マスクも手に入れられず手探りの状態でした。梅雨のうだるような湿気の中で防護服に身を包み、懸命に介護をあそか会の仲間がしてくれました。
2021年8月にわれわれは最も死亡者数の多かったデルタ株による第5波を経験しました。4階病棟は下野課長を中心に14名の精鋭ナース、クラーク、看護補助が24時間体制で中等症から重症患者の難しい看護を担っていただきました。一緒に働いていた看護師がコロナに感染した時は非常に申し訳なく、自分の至らなさを反省しました。また東京都の役割分担であそか病院は中等症までしか診ないはずでしたが、重症化しても搬送先が見つからなくなっていたため当院での治療継続をせざるを得ない状況となり、看護師に大きな負担を強いることになってしまいました。ベテラン看護師の知恵と若い看護師の体力でこのような厳しい状況を乗り越えることができたのはまさに奇跡的でした。また、相原副院長、田崎先生、昭和大学江東豊洲病院のローテーターの先生方にも入院患者の対応にあたっていただけたおかげで、第5波の犠牲者を最低限に抑えることができました。
2022年7月、オミクロン株による過去最大の流行となった第7波を経験しました。発熱外来に連日100~200人もの患者様が来院され、病院の外に長蛇の列ができました。木村先生、玉澤先生、久保先生を中心とした内科の諸先生方には大変ご尽力いただき、発熱患者の診断から初療までを担っていただきました。また、湯田課長指示のもと発熱外来スタッフが防護服を身にまとい朝から夕方まで一所懸命に患者様の問診や検査対応にあたってくださいました。また薬剤師や医事課スタッフも防護服を身に着け、患者様に処方薬の受け渡しや会計の対応にあたっていただきました。これらスタッフによる発熱外来があそか病院の防波堤となり、病院の本体部分である各診療科の正常な診療活動を維持させることができました。したがって発熱外来は、あそか病院とご利用される患者様にとって最大の功労をもたらしたものであったといっても過言ではありません。
この場を借りて、お世話になったすべての職員に心より感謝申し上げます。最後に全期間を通じてバックアップをしてくれたすべての職員の温かい心遣いが、感謝状贈呈という栄誉ある結果に結びつきました。この栄誉に溺れることなく、どうぞこれからも、職員一丸となって地域住民の期待に応えられるよう一緒に頑張りましょう。