最新型 DXA 骨密度測定装置を導入しました
あそか病院では、
2017年10月より、最新型 DXA 骨密度測定装置(GE Healthcare社製PRODIGY Fuga Compact)を導入しました。
最新型 DXA 骨密度測定装置は、腰椎と大腿骨の測定を各々体位を取ること無しに一連の流れで実施でき、『長い検査時間』などの負担軽減が可能となりました。さらに、『被ばく』の少ない測定もできます。患者様にはこれまでよりさらに安心・安全な測定検査を受けていただけます。
PRODIGY Fuga-C
概要について
PRODIGY Fuga-Cは、鋭角的なX線ファンビーム(スマートファン方式)と検査前のスカウトスキャンが不要な自動骨形状認識測定(スマートスキャン方式)を組み合わせた測定方式のDXA装置です。従来のファンビーム方式に比べ、拡大誤差による影響が少なく、ファンビーム方式と同様な高速測定が可能で、しかも被ばく量もより軽減できます。
日本骨代謝学会、 日本骨粗鬆症学会合同で作成された新しい基準値(原発性骨粗鬆症の診断基準 2012年度改訂版)が搭載され、より正確な診断が可能です。
特徴について
検出器には、MPPC(Multi-Pixel Photon Counter )モジュールにLYSOシンチレータを採用し、従来のものより検出効率を高めたディテクターを採用しております。さらに、GEが培ったCTの技術を応用し、スマートファン方式とマルチスライス計測法式により計測された骨イメージをMVIRにより画像再構築を行います。このMVIRにより骨部の認識が正確に行われ、より正確に骨密度を計測できます。これらの方式により患者様の被ばく量を軽減して、高画質の測定画像を得ることができます。
さらに腰椎及び大腿骨の計測を1回のポジショニングで計測可能にするワンスキャン機能(One Scan)は、検査の短縮化だけではなく、検査中の患者様の拘束時間の削減や、姿勢維持などのストレスを軽減します。