病院長　田中一正
江東区の地域防災計画にある第２部第８章第１節初動医療体制の整備２．医療救護活動の確保及び３．負傷者等の搬送整備に基づく緊急医療救護等の計画案により、当院は、災害時には江東区の要請で、病院前に緊急医療救護所を設置します。
当院が所属します伯鳳会グループでは年１回所属の病院の一つが中心となり、連携して防災訓練を行っています。今年度はあそか病院が当番でした。
せっかくの機会でしたので、行政とともに江東区医師会の協力を得て、傷害を受けられた方のトリアージ（災害など多数の傷病者が同時に発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決定すること）を行い、グリーンタグエリア（軽症者・歩ける方）での救護対応を医師会の皆様にして頂き、病院内治療が必要な方を院内に、より高度な救急医療が必要な方をグループの災害救急時に出動するDMAT隊・AMAT隊・フェニックス隊の力を借りて、災害拠点病院への搬送実施訓練を行いました。
見学者も入れ約２５０名もの参加をいただきました。
何にもまして力強かったのは、傷病者役として参加してくださったあそか会関係者、学生ボランティアさん、地域の住利町会の皆様の演技力でした。
対応する医療関係者にもその熱量が伝わり、真剣な活動になりました。
実施して沢山の反省点が見つかりました。模擬とはいえ、もしもに備えたご意見がたくさんありました。どこでも言われることですが、やってみての確認が大切だとわかりました。

二つのアンケート結果を掲載します。　最低の評価はありませんでした。心配りに感謝！

皆さんの今後への学習の刺激になったようです。
参加ありがとうございました。