耳鼻咽喉科
当科について
当科では耳鼻咽喉科・頭頚部外科領域の疾患に対して外来、または入院による保存的治療、手術治療を行っております。
耳鼻咽喉科領域の救急疾患
扁桃周囲膿瘍、鼻出血、急性喉頭蓋炎、突発性難聴、めまい、顔面神経麻痺、外耳道・鼻腔・咽喉頭異物など
※緊急手術(切開排膿術、内視鏡下鼻出血止血術、異物除去術、気管切開術)につきましては、可能な限り対応させていただきます。お気軽に当院耳鼻咽喉科外来までお問い合わせください。
鼻疾患
慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎など
保存的治療の他、適応症例に対してはCT、MRIなどによる評価を行った上で、鼻内視鏡手術(内視鏡下鼻副鼻腔手術、鼻中隔矯正術、後鼻神経切断術など)を行っております。2019年4月の新規体制以来、舌下免疫療法の症例が増えております。当科ではスギ花粉症に対する舌下免疫療法、ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法のいずれも治療が可能です。
頸部疾患
甲状腺腫瘍、顎下腺腫瘍、正中頸嚢胞、側頸嚢胞、頸部リンパ節腫脹など
頸部エコー、CT、MRI、およびエコーガイド下の穿刺吸引細胞診を行い、適応症例に対して頸部外切開による手術治療(甲状腺切除術、顎下腺摘出術、頸嚢胞摘出術、頸部リンパ節摘出など)を行っております。
咽喉頭疾患
急性咽喉頭炎、慢性扁桃炎、声帯ポリープ、咽喉頭腫瘤、声帯肉芽腫など
保存的治療の他、口蓋扁桃摘出術、喉頭微細手術などの手術治療を行っております。
耳疾患
滲出性中耳炎、慢性中耳炎、突発性難聴、加齢性難聴、耳管機能低下、先天性耳瘻孔など
保存的治療の他、鼓膜切開術、鼓膜チューブ挿入術、耳瘻管摘出術などの手術治療を行っております。
口腔疾患
口内炎、唾石症、舌腫瘤、頬粘膜腫瘤、下口唇嚢胞など
保存的治療の他、唾石摘出術、腫瘤摘出術、嚢胞摘出術などの手術治療を行っております。
※悪性腫瘍と診断された患者さんは、がん研有明病院など、がん専門施設に紹介させて頂きます。
補聴器外来
聴力検査後、業者による補聴器相談が可能です。(金曜午後)
当科の特色
嚥下障害に対する評価、診断、治療
嚥下障害は耳鼻咽喉科疾患の他、加齢、認知症、脳血管障害、神経変性疾患、消化器疾患、整形外科疾患など、様々な疾患を原因として発症します。初めに嚥下障害の具体的な症状や既往歴、現在の食事摂取状況などについて詳細に問診をとり、続いて嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査による嚥下機能評価を行った上で、食事形態や食事摂取に関する指導を行っております。
当科を受診なさる患者さんへ
当科では積極的に電子スコープ機器による所見の評価を行っております。得られた画像所見は直接、電子カルテへ保存し、患者さん、ご家族と供覧させていただくことでより一層、理解を深めていただくように努めております。
以下のような症状でお困りの方は、お気軽にご来院ください。
・鼻づまり ・鼻水、鼻血 ・痰がのどにまわる ・痰に血が混ざる ・顔が痛い ・耳が聞こえない ・耳がつまる ・耳鳴り ・めまい ・耳が痛い ・耳だれ ・声や音が響く ・目や口が動かしにくい ・のどが痛い ・声がかすれる ・口が開かない ・息苦しい ・食べ物が飲みこめない ・のどに食べ物がつまった、骨が刺さった ・あごや首が痛い ・首が腫れた ・小児の鼻吸い(鼻、耳疾患)
診療時間
診療受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日(祝) |
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午前 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | – |
午後 | ● | ● | ● | ● | ● | – | – |
医師紹介
- 古川 傑
- 常勤医師
出身大学:昭和大学 - 【学位・専門医資格】
昭和大学大学院医学研究科外科系耳鼻咽喉科学博士(医学)
日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医
日本外傷診療研究機構認定 JATECインストラクター
日本ACLS協会認定 BLSインストラクター
日本ACLS協会認定 ACLS-EPプロバイダー
日本ACLS協会認定 PALSプロバイダー
日本救急医学会認定 ICLSプロバイダー
日本救急医学会・日本神経救急学会認定 ISLSプロバイダー
難病指定医
身体障害者福祉法第15条指定医(聴覚、平衡、音声、言語、そしゃく機能障害)